悲しい予言の先に

3/7
前へ
/201ページ
次へ
ナッツさんに戻ります。 私「ナッツさん、大丈夫ですか?」 「大丈夫。夢の中で、余りにも唐突で泣いてたんですよ。それがとてもリアルで、気にはなってました。」 平静な声だったので、少し安心しました。 次にコウさんの意識を呼び出します。 目の前のコウさんは戸惑った表情をしています。 私「コウさん最近ナッツさんと再び連絡をとるようになりましたね。」 「連絡が取れたのは嬉しいし、彼女には幸せになって欲しいと思う。」 私「コウさんは今幸せですか?」 「まあまあってとこかな。それほどでもないけど。ナッツさんには、僕の事を気にせずに幸せになって欲しい。自分が幸せになる事を一番にして欲しい」 私「コウさんとナッツさんは関わりのある前世がありますか?」 「あるにはありますが、そんなに影響のあるような関係ではなかったと思う。僕の片想いとか、そんなんじゃなかったかな。」 これも少し意外でした。ナッツさんの想像とは違ったのかも知れません。 そこでナッツさんの守護霊様に伺うことにしました。 お呼びして現れたのは、小さい、年齢のいった西洋の方。その方へのナッツさんの印象はそんなに良くはありません。 守護霊様ではないようなので帰っていただきましたが、まだ遠くから見てらっしゃいます。こちらのことが気になるようです。今回のセッションに何か関わりがあるのかも知れません。それでもう一度来ていただきました。 私「貴方はナッツさんとはどんな関係の方なのですか?」 「遠くから守っている。」 血筋の関係では無く以前(ずっと昔の前世で)助けてもらったのだそう。 私「それでナッツさんを助けているのですか?」 「たまにね。」 私「それはナッツさんの為になってますか?」 「そのつもりだけど、ナッツがどう思っているかはわからない。」
/201ページ

最初のコメントを投稿しよう!

44人が本棚に入れています
本棚に追加