盗みは自立の為に

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盗みは自立の為に

ほたるさんからメールをいただきました。 「息子の事で、見ていただけないでしょうか? 息子は、もう成人しているのに、家族の財布から、お金を盗ったり、以前の会社でも人のお金に手を着けて、辞めることになりました。何が原因なのか、助けてあげられるならば、親として癒してあげたくて、メールしました。育て方が悪かったのなら、その時に戻って少しでも、謝れればと思います。 お恥ずかしい話ですが、見ていただければ助かります。 宜しくお願いします。」 少しも恥ずかしくはありません。 色々あるのが人生です。 催眠下のほたるさんに聞きます。 私「何か思い当たることがありますか?」 セッション前には何も思い当たることがありませんでした。 「…彼を妊娠中に、産むのを躊躇ったことがあります。」 何故躊躇ったのか、それについてはまだ話すに躊躇いがあるようです。 催眠状態では何でも全て話すということではありません。 意識もはっきりあるし、言いたくないことは言わなくてもいいのです。 次に息子さん21才のたいき君の意識を呼び出します。たいき君は驚いた顔をしています。 私「たいき君は何度かお金を取ったよね。どうしてそんなことをしたのかな?」 「遊ぶお金が欲しかったから。お小遣いではたりないし。」 私「その時どんな気持ちだった?」 「悪いことをしたなとは思った。」 私「見つかった時はどう思った?」 「ヤバイと思った。親にも迷惑かけたなって。」 しかしたいき君はその後何度も繰り返してしまいます。 彼にそうさせているのは何なのでしょう。 そのイメージは悪魔と江戸時代の男性でした。
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