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駆け落ち
ゆうこさんから依頼メールをいただきました。
「以前別の方に、昨年の4月よりお付き合いをしていた方との事を観ていただいた際に、前世において関わりのあった方と言われました。
ただ私の行いが良くなかったとの事でした。
昨年の末にお別れする事にはなりましたが、きちんと話しあいも出来ないままで、私が未練を引きずる形となっています。
この心のわだかまりを解きたいと思います。」
ゆうこさんは忠彦さんによく尽くしてきました。
彼との別れに納得がゆかず、とてもつらい毎日を過ごしておられるようです。
メールのやり取りで、インナーチャイルドの癒しが必要なのではないかと思いました。ゆうこさんの中のインナーチャイルドの不安を、寂しい人間に尽くすことで満たそうとされているのではないかと。
セッションの初めに忠彦さんをイメージで目の前におき、想いのたけを伝えてもらいました。
話し合いもなく、気持ちを聞けず伝えられず、どんなに辛かったか。
知識が広く今まであったことのないタイプの忠彦さんにどれだけ引かれていたのか。
目の前の忠彦さんは驚いたような顔をしています。
私「二人が付き合うことが、お互いに良いことだと思いますか?」
「理屈では良いこととは思いませんが、感覚的にはお互いに理解しあうことができればよい関係にもなれると思います。愛情の表現が不器用な方です。」
愛情から気持ちを引かれているのか、執着で引かれてしまっているのか、まずゆうこさんが忠彦さんに持っている執着の部分だけハサミでジョキンと切り立ちました。
「少し寂しい気がします。」
先程までの執着は消えてます。
次に彼女にその執着を起こさせているものをイメージしてもらいました。
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