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土方の案内で食糧を分けてくれそうな家に着いた銀時達。
「随分広い家だな」
「すいませーん!!誰かおりますろー?」
土方は中に入って行く。
「あ、待てよ土方!勝手に人ん家に「俺の家」…へ?」
「俺の実家だよ」
「オメェの実家だったのか、ここ」
庭に向かいながら高杉が言う。
土方は家の中に上がった。
暫くして、土方が女性と男性と一緒に出てきた。
「話は聞きました。できる限り食糧を差し上げます。…愚弟に馬で運ばせます」
「お前、それでいいな?」
「…はい。姉さん、兄さん」
ガシャン
音がする方に、中年の女性がいた。土方を見て驚愕している。
「何しに来たの。この出来損ない」
「お義母様!」
鋭い声が飛んできた。
「客人の前で何をしているのです!」
「鬼が…」
「頼子さん、治郎さん。お義母様をお願いします」
頼子と治郎という人は母親であろう人を連れて家の奥に行った。
「十四郎。ごめんなさい」
「なんで、君枝さんが謝るんだ?」
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