―弐―

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土方は微かに微笑む。 「慣れてるから大丈夫だ」 「でも…っ」 それまで、傍観していた四人。 「あっ!テメ、坂本!なにしやがる!」 「あ、すまん。手が滑った」 「わ、後ろに来んな!」 「すまんの、高杉。小さくてわからんかった」 「テメェ…」 「アハハハ!え、ちょ、なんで刀…ギャアァ!」 自然とその場の空気が軽くなる。 「…十四郎。これが届いてるの」 「?」 それは、書状のようなもの。新しく出された御触れか何かだろうか。 内容は… 「攘夷戦争への出兵命令…」
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