南班。

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「ごめんね?」 区切られた隣のシャワールームから早乙女さんの声が聞こえた。 と、仕切りに顔を載せて覗いてきた早乙女さん。 「なにみてるんですか。」 「あら。ばれた?」 「別に私は自分の不甲斐なさを…」 「なんで?私の失敗なのに、」 「けど!あの仕事を任されたのは私もです!」 「……仕事好き?」 「はい?……え、はい。」 「私はこの仕事が大っ嫌いだった。本当は取られる側だったはずなのに。だけど班長のおかげで大好きになったわ。」 「………………」 「だけど、まだまだアマね。どうしてもタバコがやめられないのよね。」 ウインクとその言葉に頭をがくっと下げた。 「優子ちゃんにも大好きになってもらいたいわ!」 「…へ?」 「義務じゃなくて。」 除く顔がなくなったと思えば扉が開く音。 慌ててシャワーを止めて私も部屋をでた。
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