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物凄い音で鳴り始める心臓がうるさい。
落ち着け……
「それって…」
固まっている私の代わりに早乙女さんが口を開けた。
「大丈夫だ、心配するな。」
「す、すみません!!」
私の言葉に驚いたのか、2人が振り向く。
「わ、私。」
唇が思い通りに動かない。
「いいから。」
抑えられたてをはらって、私は部屋をでた。
バカだ。
自分を追いやる言葉が次々とでてくる。
逃げたトイレに響いたのは私の泣き声だった。
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