吉日。

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私しかいないこの部屋は、水の響く音しか聴こえない。 「はぁ……」 使える様になるまであと少し。 道具を取りに行くのに通りがかかった南班の部屋の前。 悔しそうに三越さんが南さんに誤っていた。 また苦しくなる気持ちをぎゅっと絞る雑巾に込めて、また手を動かし始めた。 気がつけば20:00。 「できた……」 きた時より綺麗に。 そう書かれた張り紙は水でへにょへにょになっていた。 今まで作ってきたであろう広告のポスターも。
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