厄日。

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「やあやあ…きてくれてありがとう。」 手を差し伸べられて、慌てて私の手を添える。 「大城 優子です。」 「さっそくなんだがね、君を戻したのには訳があって。」 「なんでしょうか………」 「本社の社員が2人一気に辞めてしまって、代わりの人。と言うことで君の名が会議に上がったんだ。そこで今日から君には南班に入って欲しい。」 「は、はぁ………」 「よろしく頼むよ。期待しているからな。」 また握られたてにはプレッシャーが詰まっていた。
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