南班。

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南班。

「早乙女 麻琴よ、よろしくね?」 壁のない笑顔が素敵で思わず頭を下げてしまう。 「あら。顔あげて?そうね……珈琲飲みに行きましょう。」 ラウンジで渡された珈琲を持って連れてこられたのは第一班室という札の下げられた部屋。 ガラスボードに書かれているのは昨日締め切りのコマーシャルについての最終チェック。 「お前ら遅い。」 「ごめん大紀。」 早乙女さんの横に腰をかけると、ミーティングが始まった。
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