清宵

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清宵

沈む陽と 佇んだ黒 憩う帳は 黄金の月 夜行鳥が 何処かで鳴いている 混ざる星の色を ――刹那の名残を惜しみ 記憶に抱いた儘 ――全てを還す深遠へ 旅立つ 手離す 月も冴える清宵 花霞の黄泉の路(ミチ)
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