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ロールシャッハ音
ある科学者によれば、こうしたEVPはしばしば「ロールシャッハ音」とも呼ばれ、それは個々人ごとの解釈や内在的なイメージと結び付ける事で説明可能になるという。
英ゴールドスミス・カレッジで超心理学を研究するクリス・フレンチ博士はEVPをこう説明している。
「近年の心理学研究によれば、こうした現象は決して超常現象ではありません。
ある情報を受け取ったとき、人はそれぞれ二つの異なる方法で情報を処理しています。それはまず、ボトムアップ処理(データ駆動処理)と呼ばれるものです。
これはすなわち刺激から得た生の情報をそのまま受容して処理する方法です。
そしてもう一つはトップダウン処理(概念駆動処理)と呼ばれるもので、刺激から得た情報だけでなく、もともとある記憶や知識、期待などをもとに情報を処理する方法です。
そしてもしあなたが得た情報が曖昧であったり、強度の弱いものであった場合、このトップダウン処理が大きく作用するわけです。
特にこうしたEVPのような曖昧な刺激の場合、あなたの個人的な信念や期待が情報を処理する上で大きな役割を果たすわけです。」
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