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(*´∀`)ハ/ヽ/ ヽ
「電気」概念の秘教的歴史に関するノートより少年時代の水木しげるは「墓に小便をかければ霊電気が通じて、死者と通信ができると子供ごころに考えた」。(中略)十九世紀、電気は完全に科学的に規定された概念とはなっていなかった。
それは大気中に遍在し、人間の生命や心と密接に結び付き、霊界にもつながっていた。
個体の限界を超えた何かを指向している、そういう意味で「聖なる」側面を残していた。
心霊主義が、例えばエリアーデの指摘するように、形を変えた物質主義だとしても、その物質の概念はこのように、自由な想像力を刺激する曖昧な部分を含んでいたのである。
その点は正統、異端を問わず、医学の分野においてもあまり変わらなかった。
科学が立証する霊界より現代科学を盲信する人びとに霊界の存在を知っていただくには、科学の枠を集めた最新のマシーンを使った研究成果がよいだろう。
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