逢-デアイ-

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逢-デアイ-

ここは、どこだろう。 今は朝なのか、昼または夜なのか、そして自分はどこにいるのか、ましてや自分が何者なのかすら覚えていない。 目を開けると、そこは青空の中にいるような感覚に陥る場所。しかし空の下にある自由などはない。そもそも空の下は自由なのかすらわからない。 窮屈で、気が狂ってしまうほど退屈な場所。そこに自分はいた。 しかし、唯一わかることがある。 それは、自分は生きているということ。 取るに足らない事実だが、それしかなかったのである。それしか、なかったんだ…
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