2529人が本棚に入れています
本棚に追加
♯2.Enemy Side
マイクとケビンは街から二日かけて漸くダンジョンへと辿り着いた。
ダンジョンは街の近くにある山の麓に出来ており、不自然に煉瓦で入口が加工されている。入口の横には灯篭があり、如何にもな風貌だ。
「……それにしても、以外と遠かったな。」
「そうだな。近くに街か村があるかと思ってたけどなかったし……。今度は地図も買ってここら辺の情報を酒場で仕入れて出発しようか。」
「ああ。もうMPも大分回復したし問題ない。行くぞ。」
「そうだね。サッサと行って帰ろうか。」
マイクは背中に背負っていた剣を右手に、盾を左手に装備した。ケビンは腰に携えている杖を右手に構える。
二人は一歩一歩とダンジョンに侵入した。
最初のコメントを投稿しよう!