2529人が本棚に入れています
本棚に追加
「ナイスッ!!」
ブレイズの内一体に向かい詰め寄るマイク。勢いそのままにブレイズを両断した。
その隙に二体の内の一体はマイクに飛び掛かり、もう一体はケビンに向かう。
マイクはブレイズを盾で受け止めそのまま腕力に任せて弾く。ブレイズの着地と同時に再び剣を振り抜き両断した。
ケビンは近づかれても冷静さを書くことなく、至近距離で炎球を放ちブレイズを仕留めた。
新米冒険者と言えども、彼等は持ち前のコンビネーションで実力以上の強さを発揮出来ている。バーのマスターや中堅の冒険者がこの戦いぶりを見たら舌を巻くだろう。
「ふう。中々だな。」
「ッ次だ!構えろ!!」
ケビンの叱責に慌てて剣と盾を構えるマイク。彼のいる横の茂みからブレイズが再び現れた。今度はコボルトも三体居る。
「マイクは近くのブレイズから倒せ!僕は魔法で他の奴を威嚇する!!」
言うや否や再び炎球を作り出しコボルトの群目掛けて放つ。しかしコボルトはそれを交わし、手に持っていた"何か"をケビンに向けて一斉に投げた。
最初のコメントを投稿しよう!