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―放課後― 「玲!一緒に部活行こや!」 「ゴメン今日は用事あんねん」 「そか、じゃあな」 「うん。また明日」 私は、学校から少し離れたところに停めてもらったリムジンに乗った。 「いつもありがとう」 「玲樣のためですから」 それから無言のまま車が停まった。 「玲樣、お着きになりました。」 「ありがとう」 今日はなんか景吾さんの家でパーティーが開かれるそうで、私はそのパーティーにお呼ばれした。 今の時間は15時32分。 「お待ちしておりました。この度はわざわざ大阪からお越しいただきありがとうございます。」 「いや…あの…。ありがとうございます…」 「ではご案内致します。」 「ありがとうございます。制服ですいません。もう少し正装してこれば…」 「構いませんよ。…こちらになります。」 「…ありがとうございます」 私は、案内された部屋に入った。 部屋の中で、お母様に用意していただいたドレスを着て、メイクアップとヘアアップをした。 景吾さんに挨拶しないと… と思い部屋を出たとき、 『ドンッ』 「わっすいません!」 「ったくお前…ちゃんとまえ見てろ!」 「はい、って景吾さん!」 「玲か、お前にちょっと挨拶を…な。」 「私も今行こうとしてたんですよ。」 「てか景吾でいいぜ?あと敬語は無しだ。」 「分かりま…分かった。改めてこれからもよろしく(笑)」 「////よろしくな。てかお前、もうすぐ東京(こっち)に来るんだろ?」 「うん。」 そう。私は、もうすぐ東京(ここ)に来る。 「氷帝に来い!」 「そうする予定だったんだけど…(笑)」 「ならいい…」 「…………」 「…お前は俺の女だ。誰にもやらねぇ」 景吾の手が首のほうに回って来た。 「大丈夫。…誰のところにも行かないから」 「/////」 そしてどちらからともなくキスをした。
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