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桜舞い散る青空
母『千尋~!?そろそろ起きて支度しないと
初日から、遅刻よ~。』
パッと目を覚ます千尋。
慌てて時計に目をやる…しまった!!!
昨夜は、翌日からの新しい生活に胸踊らせ、なかなか寝付けなかった…
朝は、強いつもりでいた千尋は、この焦燥感を母にぶつけた。
千尋『も~、何でもっと早く起こしてくれないのよっ!!!』
黙って聞いてるつもりだった父が、勢いよく新聞をテーブルに叩きつけ、
怒鳴る。『いつまでも、親に甘えるなっ!!責任転嫁も甚だしいっ!!!』
母『お父さん…。何もそんなに怒らなくても…。』
父に言われなくても、そんなの分かってる。
が、切羽詰まっていながらも自己嫌悪におそわれる千尋。
その場を逃げるように、急いで支度して、
家を飛び出る。『行ってきま~す!!!』
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