* episode01 *

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中2の時から、両親の態度が変わった。 声をかけても反応することはなく、席についてご飯を食べていても、まるで私という存在自体を認識できていないかのように電気を消されたり。 あの家では、私の居場所どころか、存在自体、認識されていなかった。 唯一、食事だけは用意されていた。 だからこそ、今、私は生きていられるのだけど。 私が家を出る日。 久しぶりに存在を認識してもらえた。 笑顔で話しかけてくれた。 でも、それは。 私という邪魔な存在がいなくなるから、だけど。 今は仕送りをもらいつつ、1人で生活している。 「はあっ」 学校初日は思っていたより疲れた。 制服を脱ぎ、ベッドに寝転がる。 明日の準備やご飯もまだだ。 けど、今は睡魔には勝てず、意識を手放した。
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