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いつもどおりの通常授業。
自分で作ってきたお弁当を、柚菜ちゃんと２人で机を合わせ広げる。
すっかりそれが私たちの日常になっていた。
そして、午後の授業を終えて部活へ行くときに初めて、柚菜ちゃんと別行動になる。
陸上部の練習にも大分慣れてきて、夏の大会に向けて特訓中だ。
長距離専門の私は日に日にタイムが上がっていて、順調だった。
そして部活終了後。
いつもは着替え終わるとすぐに帰る私。
しかし今日は、残らなくてはならない理由があった。
コンコンッ
「失礼します。
１年２組の未来ですが、伊勢谷先生いらっしゃいますか？」
「未来か？入っていーぞ」
「失礼します。」
私は職員室に来ていた。
“陸上部”としてではなく、“１年２組”として。
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