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「う、うん、本当に僕はドジでね。
よく転びそうになったり、ボーッと歩いて電柱にぶつかったり大変なんだ」
その言葉に美咲は驚き目を丸くした。
しかし隣の席で、よく物を落したりしているシンの姿を思い返し、
薄々感じてはいたけど、やっぱり、そうなんだ!
こんなカッコよくて、文武両道なのに……ドジ、なんだ。
そう思うと急に可笑しくなり、美咲は笑いを堪えて肩を震わせ、その横でシンは気恥ずかしそうに目をそらしていた。
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