第6章 『天使の生活』

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「とりあえず、カバンは直しておくから、二人は外で遊んでろよ」 そう言った樹利に、シンはプッと笑った。 「外で遊んでろよって、子供じゃないんだから。 でも、作業の邪魔になるだろうから、外に出てるね。よろしくお願いします」 続いて美咲も、「よろしくお願いします」と頭を下げて、共に作業部屋を後にした。 ……ハッキリ言って、今まで生きて来て一番驚いたかも。 ああ、でも、菅野君の存在にも相当驚いたけど。 つまりは驚きのすべては菅野君にあるわけなんだけど。
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