第6章 『天使の生活』

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「す、すごいね、それで実際若いんだから」 「ようは、気の持ちようで、誰でもある程度はそうなれるみたいだよ。 僕のお父さんも見た目すごく若いしね」 「気の持ちようなんだ。私も心掛けておこう」 「あー、だけど、樹利さんに至っては老化が髪だけ来た感じかも。銀髪になったしね」 「えっ、あれ、染めてるとかじゃないんだ」 「可愛さんの出産と、うちのお父さんを心配することがあった時に、色が抜けたって言ってたよ」 「そ、そうなんだ。 でも、あれがまた素敵だった。外国人俳優さんみたいで。すごくカッコイイ人だね。 可愛さんもカワイイ雰囲気の人で二人とも素敵」 「ありがとう。大好きな二人だからそう言ってもらえて嬉しいな」 とニッコリ笑ったシンに、美咲は頬を赤らめた。
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