第1章 『誓 い』

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――そうして、歳月が経ち。 まりあが高校生になった時、再びオックスフォードに呼ばれた。 自分のこれからやるべき仕事がパズルのようにピタリと重なり時機が来た気がした。 イギリスに下見に行くことを告げると、まりあは羨ましそうに「いいなぁ」と声を上げた。 そんなまりあを見て今までの恩返しをしたいと思った。 イギリスに行ってしまえば、今までのように彼女に何かをしてあげることは難しくなってくる。 そう思い「それじゃあ、一緒に行こうか」と声をかけた。 やましい心など微塵もなかった。
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