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――ダァン! 懐中電灯を投げ出し、側にあるピアノの上に女はよろけた。 ――クスクスクス。 「き、救急車……」 落ちた懐中電灯に男の足が照らされ、女は手を差し伸べた。 「融通が利かなくて悪かったな」 男は冷たく答えると、刺さっているモノを深く貫ぬく。
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