始まりの戦

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日本の真ん中。TOKYO 腰まである長い髪。 アッシュ色の、それは自然ではない色をした、人形のような顔立ちの、一言でいうなればギャルの典型的な姿かたち。 そんな武藤ミチルは二年半前、ここにたどり着いた。 出雲とは違って、行き交う人々は冷たくも感じるが、 ここは彼女を受け入れた場所。 ここで生きていくと決めたのだ。 しかし、ここへ来たのは偶然ではない。 TOKYOに来るべくして来たとでも言おうか。 それはこれからの物語で明かされることだろう。 すべては、ミチルが高校3年の三学期が始まろうとしたときから始まった。
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