78人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
小さな編集プロダクションに勤める菜波にとって、早々と社を後に出来る日は限られている。
明後日行われる企画会議で次号の案を出し、通れば自分の取材へとまわす。
企画が通らなければ、サポートへ回りながら次の号へ向けて新たな企画を立てる。
今回は通った企画が多かったため、毎日がギリギリのスケジュールで走り回っていた。
スケジューリングが下手で、あまり要領のよくない菜波にとっては慌ただしい日々の連続だった。
最初のコメントを投稿しよう!