don't cry

いちにちめ

数分歩いたところで駅のホームに着く。

結構混んでるな～

制服に身を包んだ人もいれば、チャラチャラしたお兄さん、サラリーマンなど、様々なひとが多くいた

電車が到着して次々に人が乗り込む

俺もi◯odをいじりながら乗り込んだ。

「(うわ、座るとこ無いじゃん、たってる人も多すぎてあんまり隙間ないし…)」

まぁ隣駅までだから我慢しよ

ちなみに俺は音楽をきいている、ジャンルは様々でアニソン、ラップ、洋楽など自分が気に入った曲を入れてる。

ふと、目を前にやると

斜め前のスーツのおっさんの動きが明らかに怪しいことに気付く。

そのおっさんの前には俺と同じ制服の女の子が顔を真っ赤にして泣いていた。

これってまさか、痴漢!?
何で誰も気付かないんだ？

俺の前には少しだけスペースがあったので、靴紐を結ぶフリをしてi◯odのマナーカメラというアプリを起動した。マナーカメラを使えば写真を撮るときに音が鳴らないのでまず、気付かれない。