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『アハハ…
門限のこと忘れてた…
どうしょう…』
翔は力無くそう言って、また誰かに電話をかけた…
『仁?
な、なあ!今日一日泊めてくれ!』
『はぁ?ムリムリ!
さっき、源一郎さんから電話かかってきて、翔を泊めるなって言われたから!
…多分、杏も巴もダメだせ?』
電話越しに仁さんの声が聞こえてきた…
翔の顔は真っ青だ…
『こ、この白状者~ッ!!!
オレ達、親友だろ!?』
『アッハッハッハ!!
知るか!バァ~カ!!
野宿でもしてろ!じゃあな!』
―ブツッ!
仁さんの大笑いと共に電話が切れた…
翔の顔は今にも泣き出しそうだ…慰めてあげなきゃ…
『しょ…翔?
大丈夫よ!早くラーメン食べましょ!!伸びちゃうよ?』
私はそんな翔の背中をバンバン叩きながら、ラーメンをススッた
『あぁ…アリガトな…由香…
幼なじみ共のバカヤロ~!
…チクショウ!このラーメン、何だかショッパイぜ!』
翔もそう言いながらラーメンをススッた…
ク、クサッ!?ひょっとして、翔って…バカ?
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