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~翔ビジョン~
ううっ…明日のことを思うと憂鬱【ユウウツ】だぁ…
今日の夜、どうしよっかな…
オレがうなだれていると、オッサンがオレの肩を叩いた…
『若さん…そりゃ災難で…
あっ!そうだ!家で良ければ泊まれますよ?
…ちょっと狭いですけど…』
『マジで!?
ありがと!オッサン!
じゃあ、お言葉に甘えて…』
『ハァ!?
無理にきまってんでしょ!?
同じクラスの男の子よ!?
なんで、一緒に寝なきゃなんないのよ!?』
それを聞いた由香が顔を赤くしながらオッサンに叫んだ!
『由香ッ!若さんが可愛そうだろう?
一晩ぐらいなら良いじゃないか…なっ?』
オッサンがそう言うと、由香はしぶしぶ承諾した…
『ありがと…二人とも…
この恩は一生忘れねぇ!!』
『もう!
ホラッ!翔!
ぐずぐずしてないで、さっさと家に行くわよ!!』
オレ達はラーメン屋を後に、由香の住むアパートに向かった…
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