738人が本棚に入れています
本棚に追加
/445ページ
さきに口を開いたのは私だった。
「そ、それじゃあ…、あの、は、始めるから、向こう向いて音量上げて。準備ができたら手で合図送ってちょうだい…」
「わ、分かった」
カチ…カチ…
プレーヤーを操作する音が聞こえる。
そして、これまでで一番見たくなかったサインが出された。
影しか見えないが草司が腕を横に伸ばして親指を立てたのがはっきりわかった。
遂に、やるのね、私…。
私は袋を体の近くに寄せると立ち上がった。
そして、ゆっくりと、それに跨る。
手と足が震え、心臓が高鳴る…。
前屈みになり、スカートのジッパーを降ろす。
そして、そのまま足の下まで下ろした。
男の間隣だというのに、下半身はもう、パンツ一枚だ。
最初のコメントを投稿しよう!