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エレベーター事件の二日後、月曜日。
「草司さん、ちょっといいかしら?」
「おぉぉぉぉい!!また草司かよ!」
「なんだよアイツ何したら南条に話しかけられるんだよっ!」
「…羨ましい」
私はまたも、登校直後にあいつの席を訪れた。今朝も一生懸命に宿題に取り掛かっている。
が、以前までとは若干違う反応を示した。
「ぁ…南条、さん。どうかした?」
話しかけてきたのが私だと分かった途端、顔を赤らめて視線を逸らせた。
はぁ。先週までの私なら大変喜ぶところだけど、なんでこうなるか理由を知ってると全く喜べないわね。
「ええ。草司くん、ちょっと一緒に来ていただきたいのですが」
「え…」
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