柏原水憂

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それからしばらく 高校先生の話は続いた。 でも、その殆どの言葉は 頭に入ってはこなかった。 廃校。 の二文字が頭の中を 埋め尽くす。 高校先生の話が終わり 体育館を後にした。 体育館から教室に 向かう途中 私達5人は誰一人として 声をださなかった。 きっとみんなの頭の中も 廃校の文字で埋まっている に違いない。
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