柏原水憂

15/33
前へ
/33ページ
次へ
長い廊下を駆け抜けて、 靴も履き替えずに校舎を出た。 暖かくなり始めた風が 気持ちいい。 そのまま走り 中庭についた。 中庭にある 大きな木の前に立った。 私の大好きな場所。 アイツと出会った場所。 もう二度と会えないのに…。 それなのに、 思い出の場所さえも なくなってしまうの? ねぇ…修稀…。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加