終わりのほし

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少女は、静かな白だった。 白のワンピースを着て、肌は月明かりに照らされて透明に艶めいている。 凛とした瞳の奥には、まだ真っ暗な地平線が映っている。 そして、彼女の手にはキズだらけでボロボロになったメトロノームが握られていた。
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