終わりのほし

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一人きりで迎える朝は、もう何度経験したか分からない。 少女は、自分が“寂しい”と感じていることに気づいていた。 しかし、始めから一人きりならば、寂しさなど感じないはずだ。 少女はずっと昔、この惑星に一人きりなどではなかった。 そして、この惑星自体、遥か昔はこんな殺風景な世界ではなかったのだ。 何もかもが満ち足りていて、数えきれない程の種類の生物が食物連鎖の中で生き死にしていた。 少女も、その世界で生きる一個体の生物だった。 ただそれだけのことのはずだった。
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