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綺麗な空に綺麗な心で謳おう
手と手を取り合って
夢を乗せた雲を創ろう
何処までも行けるように
綺麗な空に綺麗な心で謳おう
見上げて星を数えて
誰も見たことのない星を流そう
夜空を駆け抜けるように
分からないこと多くてもいいんだよ
だから自信を持って
一つの心
一つの気持ち
一つの願い
心の輪ができた
一人じゃない
独りじゃない
独りだけじゃない
どんな時でも
守ってくれる人が居るんだよ
歌い終えて、1つ息を吐き出し、玲央とレイに視線を向けてみると。
すーすー、と寝息を立てて2人……2匹は気持ちよさそうに、眠っていた。
レイは私の膝の上で、玲央は私の肩に頭をのせ、て。
玲央のさらさらした藍色を含んだ黒髪が、頬に当たっていて、少しくすぐったい。
それでもすごく、優しさとぬくもりが心地よかった。
気付いたら、私もうとうとと眠気に誘われ始めて。
滅多に眠くならない私なのに、すぐに夢の中へと入って行けたのは。
ちょうど、意識が途切れる、寸前。
唇に何か柔らかいものが、触れたような気がした、からかもしれない。
そのまま私は、マッシロな意識に、包まれた。
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