第2心

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頭の中でいろいろ考えていた、とき。 ガチャ、と玄関のほうから扉が開く音が聞こえてきた。 ダイニングを出てすぐに玄関に着くと、そこには、両手にビニール袋をぶらさげた、玲央の姿、が。 「玲央!どこに行ってたの?」 「悠、おはよう」 「……おはよう。もービックリしたぁ」 やっと玲央の姿が見れて、安心する。 そして玲央の足元からちょこ、と顔を出したレイ、にも。 「私、すごい寝てたんだね……。ごめん」 「何で、謝るの。寝顔、可愛かった」 ……そう言って微笑む玲央も物凄く可愛いことを、君は知らないから言えるんだよ。 「それにしてもどうしたの?これ」 「買い物、してきた」 ダイニングに入ってすぐに、机の上に袋を置く。 その中身をそっと見て見ると、お菓子尽くし、だった。 「こんなにお菓子買ってきてどうすんのさ」 「食べる。悠も」 「いやいや、私はいらないよ」 「……何で」 拒否すると、すごく分かりやすい反応を見せる玲央に、思わず、苦笑。 「起きたばかりだから何も食べれないの。ごめんね。でも少しもらってってもいい?今度またみんなで集まるとき食べようよ」 「……ん」 ちょっと考えてから嬉しそうにうなずき、1袋を手渡された。 「え、こんなにいいの?」 「ん」 「ありがとう。じゃぁ今日はもう帰らなきゃ。残りのバスも少ないし」 「……バス停まで、送る」 「うん、ありがとう。じゃぁレイ、またね」 レイの頭を撫でると、「にゃぁ」と可愛らしい鳴き声を、返してくれた。 .
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