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そこに、いるのは。
幼い時の、人間が嫌いだった、俺。
鍵はどこへやった?
扉を開くための鍵は?
心を開くための鍵は?
謎を解くための鍵は?
鍵はどこへやった?
空を明るくするための鍵は?
君を笑わせるための鍵は?
俺が前に進むための鍵は?
鍵はどこへやった?
どこかで失くしてしまったのか?
そこへ、1人の黒髪の少女が、言った。
「違う。あなた自身が鍵だったんだ」
END.
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