書き始め。

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パタリと小さな日記帳を閉じ、笠原翔は椅子に寄りかかった。 机の上のデジタル時計を見ると、現在、夜の11時53分。 「今日には間に合ったみたいだな…。」 翔はフッと笑って日記帳をリュックに入れる。 こんなもん誰かに見られたらたまったもんじゃないからな。これから込み入った話も書くだろうし。 シャーペンを筆入れにしまい、リュックに入れる。リュックにはもう明日の授業道具がきちんと入っている。翔はパッとリュックのファスナーを閉めた。 パソコンの電源も切り、今日のうちに寝てしまおうと翔はベッドに潜り込んだ。
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