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忘れ物もあんまりしたことないし、まあ、したとしても上手く誤魔化すし。
勉強の方も、自分で言うのもなんだけど、出来るほうだと思う。
運動の方は……うん。そこそこだ。
人間関係もごく普通。
完璧とはいかないけど、割りと出来た人間だと思うんだが、なぜ俺には彼女が出来ない?
俺がオタクだからか?
その時点でアウトだろという声も聞こえなくはないが、そこまで酷くはないぞ。
部屋だって普通の男子の部屋だし、会話だって一定の分野に入らなければ普通に話せるし。
色々と考えたが、これは明日に回そうと翔は目を閉じた。
夜の11時59分。
ギリギリ今日中に眠ったようだ。
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