第〇話

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200X年夏 この年の東京は猛暑に見まわれていた 「…たく。このクソ暑いのになんで早く迎えにこねえの?」 「なあ。」 「あ゛?」 「お前darkprinceの下っ端だろ?」 「(またか…)だったらなに」 「お前らのボス今どこにいんの?」 汚ねえ札だしてんじゃねえよ このクズが んな端金で俺の部下が食いつくとでも思ってんのか? 「しらねえよ。第一言うわけねえだろ。」 「そっかあ。そういう口きいちゃうか。」 「…」 何度も味わうけどやっぱり慣れないこの品定めするギラギラに輝き欲望に支配されている目 人間もここまで欲に支配されたらおしまいだな …そろそろか 時計で時間を確認する さてと、この気分が悪くなる会話も終盤かな。 「お前可愛いしカラダで命乞いするなら今のうちだぜ?」 「誰がするかよ。んなくだらないこと」 「可哀想に。折角見逃してあげようと思ったのに。こんな上玉滅多に見つかんねえからボスに持って行こうか。」 "それからお前がどうするかだな" なんて自分のおかれている立場も理解せずに言っている可哀想な奴を睨みつける
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