第二話【マジッすか!?】

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「本来なら…こういうことは丁重にお願いするものですが 私たちには時間がありません 他の姫たちを早く救出しなければなりません」 「救出?」 「はい、魔族は姫を殺すことは出来ませんが… 危害を加えなければ問題ないのです たとえば…眠っている間に拉致するとか」 ミリアさんの表情から察するに… 「既に拉致られた姫様がいると?」 「えぇ…それが先ほど言っていた織(しき)よ あのバカ… おにぎりにつられて魔族についていったのよ!!」 ずっこけました… もうなんなの… 「アホですか~~!!?その姫さんは!!」 「そう!アホなのよ!!バカ!!バカ!!本当にバカなのに天才的な頭脳をもってるのよ!!」 「織姫は戦争において天才的な才を発揮します」 ミリアさんが淡々と話す 「強いってことすか?」 「いいえ、頭の回転が異常に早く的確な作戦、指示を出せるのです」 「本当…普段はバカなのに…」 そういったリリーナ姫はどこか少し嬉しそうだった 「姉妹のように仲がよかったのです」 ミリアさんが俺にだけきこえるように教えてくれた
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