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「この方と話していても埒があかないと思います」
「…そうですね…」
おおお!!いいこと言うじゃないか!ミリアさん!
俺をあきらめさせろ!そうしてくれ!
「彼に人権なんてありませんから強制的に仕立てましょう」
「おおおいいいい!!!ちょっと待って!!!しょっぱなから人権無視された救世主ってどうなの!?」
俺は力いっぱい叫んだね
こんな理不尽が許されるわけが無い!
そう思ったんだ…
うん…力が正義なんだよね…
俺は今銃口を兵士たちから一斉に向けられてチビッてしまった…
いや…漏らしてしまったよ…
笑うかい?笑うがいいさ…
だけどね…
銃口一斉に向けられて普通の高校生がちびらないはずがないだろうが!!!!
「銃口を下ろしなさい、この方に無礼を働くことは許しません!」
お姫様が助けてくださいました…
「ミリア、この方で間違いないのですよね?」
「はい、文献どおりの方です
漏らすところまで」
「すげぇな!その文献!?どこまで予測してるんだよ!?」
あぁ…やっちまった…
二度も大声でツッコンジマッタ…オレシンダ
「救世主様、どうか私たちにお力をお貸しください!」
すげぇスルーだよ…
話を無理やり王道に戻したよお姫様…
「あの…すみません
本当に無理です
第一誰から世界を救うんですか?」
俺の質問にはお姫様ではなくミリアさんが答えた
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