名前が【命】を宿した時

和国

『要するに、【変革の時】に国が五つになって、人間の名前に命が宿り、特殊な能力を使えるようになった。また、全ての人間が能力を使える訳でなく、数十人に一人位の割合で使える。更に、覚醒者・無覚醒者・未覚醒者がおり、覚醒者とは、能力を持ち使用出来る者、無覚醒者は何の能力を持たない者、未覚醒者は能力はあるが 覚醒していない者で、覚醒する条件が解明されてない現在では 覚醒して初めて 未覚醒者と分かる為 無覚醒者と変わらない。』

青年は教科書を読む様に、机を元の位置に戻しながら 話を続ける。