第1章:うひー…

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♪チャンチャーラッチャッチャッチャッチャラララーチャーッ('∀'●) 自作の「中学校校歌ロックver.」を口ずさみながら、長井拓弥は満足げな気分に浸っていた。 だが、そんな幸せな気分はこの後一気に崩れ去ることになる。 「ふぃーっwwwwやっぱ休息日は堪らんなヾ(´▽`*)ゝ」 「たぁーくぅーやぁー!!!!!!!!!!んなとこでぼさっとしてないで早く学校行く支度しなさいよ!!何が休息日よ!!普通に登校日だっつの!!」 半狂乱になりながら叫ぶのは幼馴染みの河東祐香だ。 毎朝のように拓弥の部屋に押し掛けては、学校へ誘導しようと必死になって訴える。 まぁいわゆる、拓弥は俗に言う不登校ってやつなのだ。 でも、幾度かは祐香の手によって学校まで引きずられているので、完璧なる不登校ではないけれど。 だが、今日は祐香の願いに応えるわけでもなく、一向に動きを見せることはない。 「あー…また面倒臭ェ奴が来やがったよ(*´-`)」 と、こんな具合なのである。
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