No Name

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メールを送った後、急に今までの疲れと徹夜による眠気が襲ってきたため、僕はそのまま机に突っ伏して睡眠をとった。 起こされたのは、メールの着信音。 勿論、送り主はアダムだ。 『今から行っていいか?』 簡素な文面。 いつもこんな感じだが、今日はいつにも増して素っ気ないような気がする。 携帯の時計表示は、まもなく正午になることを示している。 『ああ、大丈夫だよ』 すぐに返事を送ると、僕はアダムが来たらすぐに操作を始められるように準備にとりかかった。
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