終わり

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「うおおおおお!」 2メートル近い巨体を持つ男は、その叫びとともに地に倒れた。 『決まったあああああ!』 円形の闘技場を一望できる最上席。 そこから、熱狂的な声が場内に鳴り響く。 『レイシス・ユンシア選手の光のような速い一撃!まさに一閃!銀の雷鳴の名の通りに、大木!ジョンチー選手を一薙ぎです!』 解説席では、驚愕の事実により狂喜乱舞する男が身振り手振りと、身を乗り出して叫んでいた。  ジョンチー選手は担架で運ばれていく中、勝利を収めた肩まで伸びた銀髪の男、レイシスは剣を収め、控え室に向かって歩いていく。 そんな中、解説の男は気づくと来なく延々と実況を続けていた。
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