一章《始まり》

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
ーーこの世界は“闇”と“光”の世界がある 1000年前にある「兵器」の奪い合いがあったため、分かれ二つの世界が生まれた 光の王は1人の少女を愛していた。闇の王は戦いを望み、醜い争い事を好んだ。 ふと、闇の王は考えた光の王が愛している少女を捕まえ、醜い姿にしてしまえば、戦争が起こるのではないのかとーー 闇の王はすぐに実行し、少女を醜い姿にした。 だが、光の王は醜い姿であろうと少女を愛し続けた… それを受け入れない闇の王は怒り狂った。 戦争が起こり、光の王は醜い姿の少女を庇った そして少女を1人残し旅立った 「…と、いう話をアンヤさんから聞いたんだよ。どうだ?なかなかのデキだろ?」 一人の少年はそう楽しそうに話していた 「ジンは口にモノを入れながら喋る癖を直したらどうだ?行儀悪いし、これから色々探しに行くんだろ?こんな飲食店でそんな作り物語聞いている俺の身を考えてくれ…。探しモノの為に暗い洞窟に行くと言ったまでは良いが、途中で腹が減るわ、金が無いわで俺もう一文無しだよ…」 金髪の少年はそう憂鬱そうに話した 「うっせぇなぁ…良いじゃねぇか!!今から、魔核(コア)を取りに行くんだぞ?なかなか入手困難な代物だぜ?」 癖を直せない少年、ジンはそう良いながら席を立った 金髪の少年、ラッドはもちろん会計を済まさなきゃいけない 「…たっく……確かに、コアが沢山あるところには色々宝があると聞くが…アンヤさんに言われて行くのか?」 「ラッド、お前知らないのか?今、コアが沢山ある洞窟にはデカい“何か”があるらしい!!それを手に入れたら一文無しなんて遠くの果て!!一生遊べる位な金が入るかもだぜ?」 ジンは主にギルトの依頼をこなして生活費をなんとか賄っている。大体ジンはギルトに入っている訳ではないが、ジンの母が入っているギルトの依頼をこなしているのだ 「分かった分かった。早く行ってコア探し…と、その高価か分からないデカい何かを探し行くぞ」 少年二人はまだ知らなかった これから起こる出来事は偶然ではなく、運命なんだとー…
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!