スズムラ先輩と数学

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スズムラ先輩と数学

あれから4日経った。 いつも通りの平和な日常が帰ってきて、僕は機嫌が良い 「はい、じゃあ鏡。この問題を解いてくれ」 「分かりました」 僕が立ち上がったと同時に、教室がざわついた 「なんだ?」 「お、おい餅、窓にっ窓に…」 後ろの席のひかる君に袖を引っ張られ、窓を見てみる …見るんじゃなかった 「…爆ぜろスズムラ」 僕は思いっきり目の前の窓を開け、虫のように張り付いているスズムラを下に落とした ここは4階だからもう上がってこないだろう すぐに数学の先生は慌てて教室を飛び出し、クラスメイト達はより一層騒がしくなった 「今日は機嫌が良かったのに……」 席に座り後ろを向くと、ひかる君は机に突っ伏して泡を吹いていた これじゃ今日はもう自習で終わるだろう そう思いノートを開く 「ぎゃーーー!」 「ひえええええぇぇぇぇあうぃえfrj」 「くぁwせdrftgyふじこlp」 「うるさいな。今度は何だ?」 左手の窓を見ると、さっき落ちたはずのスズムラがまた窓に張り付いている ほっぺがぐにゅっとガラスに押し付けられていて非常に気持ち悪い… 「やぁもちたん。会いたくて会いたくて震えてたから来ちゃったよ。あぁごめん、これじゃ目立っちゃうね…よいしょっと」
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